割烹着(かっぽう着)は明治35年に作られた。
割烹着(かっぽう着)と聞くと、着物に白い割烹着姿のお母さんを思い浮かべる人は少なくないと思います。50代以降の方なら自然かもしれませんね。
割烹着は明治35年(1902年)に日本橋に開校した赤堀割烹教場の初代校長だった赤堀峯翁さんが料理を作る際に生徒の着物が汚れないように作ったもので元々、着物の上から布をかけてたすきで抑えていた習慣が原型になったと言われています。
ゆったりとしていて袂もすっぽりと入るように紐をつけ、裾まで隠れるような長さだったそうです。その後、昭和に入って婦人たちの制服と呼べるまで浸透し、広く普及していきました。さらに学校の中。給食の時間になると炊事のお当番さんが着ていたのがこの割烹着。かっぽう着と書いた方が馴染み深いでしょうが・・・。
今も白衣タイプと割烹着タイプがあって、割烹着タイプは後ろで紐を結ぶタイプが昔は主流でしたが、現在は低学年が結びづらいためマジックテープが多いようです。繊維上に付着した菌などに対する抗菌効果もあるとか。割烹着、懐かして古いイメージもありますが、色物、お洒落なものもいろいろあるので、たまにはエプロンから着替えてみるのも楽しいですよ。
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お洒落な割烹着。
割烹着(かっぽう着)は洋服にもマッチします。かわいいエプロンもいいですが割烹着も負けていません。
以前、ある番組のシリーズで長く使われたもので、その後使用されなくなった商品の企画ものに割烹着が取り上げられていましたが、最近の割烹着をみていると誰もがイメージする白い割烹着は昔のことで、草木染めなどの色つきのものや古着をパッチしたお洒落なものなどいろいろなものが作られています。
また、すっぽりと体を包む丈の長いものは割烹着ならではですし、ちょっとした防寒にもなったりします。インターネットで「割烹着」で検索してみてください。こだわって作っておられる素敵なデザインものにけっこうヒットします。オーダーできるところもあります。また、素材も自然な風合いのものから防災割烹着といって燃え上がりにくい生地を使用したもの、また繊維上に付着した細菌や微生物の増殖を強力に抑制し抗菌効果があるものも出ています。
あとは男性向けの割烹着で作務衣風なものもあります。男性も台所に立ったり、キャンプなど野外で料理する機会も増えているので、男性も割烹着1枚は持っていたいところですね。
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割烹着を自分で作る
割烹着(かっぽう着)を自分で作るのも楽しいですね。昔は学校の授業でエプロンや割烹着を作ることもありましたが、最近はどうなんでしょうか。親子や家族で割烹着を作ってきるというのもワクワクしませんか?
割烹着の作り方については、ソーイング系の書籍の中にありますが、エプロンをあつかったものが多いので中身を確認してから購入したほうがいいと思います。インターネット上に型紙の図と作る手順を公開しているサイトが多数あります。「割烹着の作り方」で検索すると出てくるのでそういったものを利用して手順を学ぶといいでしょう。
■サマンサの簡単洋裁室へようこそ!(homepage3.nifty.com/samantha/)
■手作り服の作り方と型紙USAKOの洋裁工房(yousai.net/)など・・・。
また、2000年前後からアンティーク着物(昭和初期以前)やリサイクル着物(昭和中期以降)の店が増えて、女性の間でちょっとした着物ブームが起こっています。洋服感覚で着るといったものですが、斬新な着こなしが誕生しているので、将来的には割烹着も若い女性の中で粋を吹き返すかもしれませんね。
割烹着(かっぽう着)というとお母さんのイメージでしょうか。かわいいエプロンもいいですが、割烹着もいいものです。割烹着、懐かして古いイメージもありますが、色物、お洒落なものもいろいろあるので、たまにはエプロンから着替えてみるのも楽しいですよ。